歯周病治療をお考えの方へ
虫歯の原因となるのは、プラーク(歯垢)のなかにひそむ大量の虫歯菌。この虫歯菌が飲食物に含まれる糖分を分解して酸を作り出し、歯を溶かして(脱灰)しまいます。歯は絶えず再石灰化※を行い、溶けた歯を修復しようとしますが、ブラッシングがうまくいってなかったり、歯質が弱かったりすると、修復が間に合わなくなり、虫歯となってしまうのです。
一度虫歯になってしまえば、ごく初期の段階を除けば自然治癒は望めないため、一刻も早い対処が必要になります。市営地下鉄「烏丸御池」駅から徒歩3分、京都市中京区の「福地歯科医院」では、高度な医療機器を用いた歯科診療を行っています。虫歯治療をお考えの方はできるだけ早い段階で当院までご相談ください。
※再石灰化……脱灰によって溶け出したエナメル質が、唾液に含まれるリン酸カルシウムによって修復される作用
歯質や免疫によって、虫歯のリスクは変わり、虫歯の対処法・治療法もそれぞれ変わってきます。例えば、料理人の方やパティシエの方は口の中に食べ物が入っている時間が長く、酸性になりがちです。当院では、そのような生活習慣をはじめ、患者さま一人ひとりの歯質をしっかりチェックし、免疫や進行に合わせて最適な診療を行います。
虫歯の進行と治療法
虫歯には5つの段階があり、進行するほどに治療は難しくなっていきます。下記の表は虫歯の進行・治療法などをまとめたものです。参考にしてご自身の状態を確認してみてください。
進行段階 | 状態・症状 | 治療法 |
---|---|---|
C0【ごく初期の虫歯】 |
歯の表面のエナメル質が溶け始めている段階。まだ歯に穴は空いておらず、痛みなどの自覚症状はありません。 | 適切なブラッシングを心がけるとともに、フッ素塗布などの処置を行い再石灰化を促すことで治ることがあります。 ダイアグノデントやマイクロスコープを使用し、初期段階でしっかり治療します。 |
C1【エナメル質の虫歯】 |
エナメル質の溶出が進み、歯に穴が開いた状態。何も口に入れていない状態では痛みはありませんが、冷たいものがしみることがあります。 | 虫歯に冒された部分を削り、レジン(歯科用プラスチック)の修復材を詰めます。マイクロスコープを使用し、歯を削る量を最小限に抑えて治療を行います。 |
C2【象牙質の虫歯】 |
エナメル質の内側にある象牙質まで虫歯が到達してしまった状態。冷たいもの・甘いものがしみるようになり、何も口にしなくても痛むことがあります。 | 虫歯に冒された部分を削って取り除き、インレー(詰め物)もしくはレジンをして治療を行います。 |
C3【神経の虫歯】 |
神経まで虫歯が達してしまいった状態。熱いものがしみるようになるほか、何もしなくてもズキズキと激しく痛むようになります。 | 虫歯に冒された歯質・神経を取り除き、内部の洗浄・消毒をしたのち、薬剤を詰める「根管治療」を行ったうえ、クラウン(被せ物)を装着します。 治療には、マイクロスコープが必要になります。 |
C4【歯根の虫歯】 |
歯の大部分が虫歯に冒され溶け出してしまった状態。神経が死んでしまっているため、一時的に痛みはなくなりますが、歯根部に膿が溜まると再び痛み出します。 | ここまでいくと、抜歯が必要になるケースがほとんどです。歯を抜いたあとは、インプラントや入れ歯で咬む機能を回復させます。 |
歯周病治療をお考えの方へ
歯周病は痛みがほとんど出ることがなく、進行に気づきにくい病気。日本人の場合、30歳以上の実に80%以上がすでにかかっているか、その予備軍であると言われています。歯周病は、口腔内だけでなく心筋梗塞や糖尿病とも密接な関係があるなど全身の疾患にもつながりかねない、そして痛みを感じさせることなく進行する恐ろしい病気。以下は、歯周病が疑われる症状のチェックリストです。ご自身の症状と比べてみてください。
- 歯ぐきが赤く腫れている
- ブラッシング時に出血する
- 口のなかがネバネバする
- 歯と歯の隙間が大きくなってきた
- 最近、口臭を指摘された
- 歯がグラグラする
このような症状がある場合は、すでに歯周病にかかっている可能性があります。痛くないからといって放置せずに、早めに当院までお越しください。
歯周病は総合的な治療が大切
歯周病の治療として、歯ぐきの腫れ=炎症に目を向けることはもちろん大切ですが、これだけでは十分とは言えません。歯周病の原因には、睡眠・運動不足や喫煙などの生活習慣による免疫力の低下や咬み合わせの悪さも挙げられ、これらを総合的に改善することが重要です。
福地歯科医院のご提案
当院では、以下のようなご提案を行い、歯周病の治療・予防を行っています。
- ブラッシング指導
- 歯科衛生士によるケア
- 歯石除去
- 歯周ポケット検査
- 生活習慣改善のアドバイス
上記のほかにも、当院では泌尿器科や循環器内科などと連携し、全身の健康をサポートしています。患者さま一人ひとりの口腔内の状態を正確に把握し、適切なケア・治療をご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。